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by fiwc-q

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お久しぶりです!
約五ヶ月ぶりの更新です…スイマセン(-ω-)
4月より、新FI九州の委員長になりましたまさえです。
今更ですが、よろしくお願いします(^O^)笑

5月18日(金)に、今年度初のFPがありました。
参加者はなんと16人!
新入生やFP初参加の2年生が沢山来てくれました(*^^*)
(いつもは5〜6人でこじんまりしてるのにね…笑)

今月のテーマは「児童労働」でした。
担当は、私まさえです^^
私が大学のゼミで国際人権法を専攻していること、フィリピンの児童労働に関するDVDを持っていたこと、そして今までフィリピンキャンプに関わってきたということで、今回このテーマを選びました★

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みなさん、「児童労働」と聞いて何をイメージしますか?
参加者の解答で多かったのは「途上国で貧しい子どもが学校に行かずに働くこと」でした。

児童労働の定義は「義務教育を妨げる労働や、法律で禁止されている18歳未満の危険・有害な労働」です。
2010年にILO(国際労働機関)は世界の2億1500万人の子どもが児童労働に従事していると発表しました。
その半分以上が、アジア太平洋地域の子どもたちです。
児童労働について詳しくは、ILOのホームページに児童労働のページがあるのでそちらをご覧下さい^^


ではフィリピンの現状はどうなのでしょうか?
フィリピンの児童労働従事者は約300万人だと言われています。
それらの大半が農業に従事しています。
他には性産業、路上での仕事・ゴミ拾い(都市圏)、漁業・麻薬売買(セブ)、子ども兵士(ミンダナオ)です。

なぜ子どもが働かなければいけないのか?
その一番の原因は「貧困」です。
フィリピンの全人口の70%は貧困層です。
また、低賃金・反抗をしない・体が小さい為に、雇用側とっては都合がいいのです。

ここまでの話を聞くと、「児童労働は今すぐにでも止めるべきだ!!」と思いますよね。
しかし一方で、「子どもが働くことを認めて欲しい」というクンダプール宣言というものもあるんです。
重要なのは、その子どもが一家を支えているとい現状で、「貧困」から抜け出さないと根本的な解決にはならないということです。

ここから、「一度きりの子ども時代」というドキュメンタリー映画を観てもらいました。
セブの精肉工場、レイテ島オルモックのさとうきび畑、港のセメント運びとして働く子どもたちのドキュメンタリーです。
FI九州のフィリピンキャンプでセブ、特にオルモックはよく買い物で利用する馴染みのある土地です。

ここで参加者からの映画の感想を一部ご紹介します(^^)

・彼らはこのようなとてもつらい生活をして、大人になった時どうなるのだろうと思い、彼らの親と同じように自分の子供にも働かせるのか。働かないと生活ができないと頭では分かっているけど、どうしてもやめさせたいと思ってしまう。

・過酷な環境の中でも、子どもたちは自分の状況を肯定的に受け入れていることに驚いた。

・子どもたちが働けなくなると、子どもたちは十分な生活ができなくなる。子どもたちが幸せに暮らしていくためには、児童労働をなくすことが正確なのか、どうすればよいのか、正直わからない。今回のFPを通して、自分は、児童労働も含めて国際問題とか何も知らなくて、自分の世界が小さいと感じた。

・とても難しい問題であるのは、子どもたちが働かなければ家族は生活することができないため、子どもたちも働くことを望んでいたり、仕方ないと思っていることだ。きつい仕事であっても親や家族をけなげに想い、一生懸命働いている子どもたちを見て切なくなった。子どもを守るのは大人の責任である。世界中の大人が大人として責任を持ち解決策を考えていかなければならないと思った。

・児童労働の恐ろしさは、間違っている現状があたかも世間の常識のように周りに捉えられてしまうこともあると思う。

・時間だけでなく、未発達、ケガなどの健康まで奪われる過酷さには目を覆いたくなった。

・オルモックでの児童労働の光景を見たとき、実際に自分も行った場所でこんなことが起きているのに、今まで知らなかったんだと気付かされ、すごくかなしくなった。どの場所でも皆、お金をもらえず、もらえても10ペソや20ペソだったのを見て、自分たちがサリサリでお菓子を毎日買っていたのを、現地の人たちはどういう気持ちで見ていたんだろうと思った。

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児童労働=有害と考えるのではなく、貧困や、そこから生まれる社会システムの問題の一部として考えるべきだと私は思います。
私たちが普段何気なく買っているチョコレートやコーヒーは、もしかしたら子どもの経済的搾取によって作られたものかもしれません。
児童労働は意外と、先進国で生活する私たちに身近な問題なのです。

感想で「とても勉強になりました」という声をたくさん頂きました!
子どもを巡る問題は、フィリピンなどの途上国だけでなく日本にも存在します。
今回のFPが、社会問題や国際問題に目を向けるきっかけになってくれたら嬉しいです^^
準備する上で私自身も学ぶことが多くあり、楽しかったです。
ありがとうございました!
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by fiwc-q | 2012-05-20 21:33 | FP